冷蔵庫は、食品を整理し、製氷機の水や霜を取り除いてから運びます。型番によって水抜きや電源の入れ直し方が違うため、まず取扱説明書を確認し、引越し業者に準備と運搬の分担を伝えましょう。

引越しが決まったら搬入経路を測る

本体の幅・奥行き・高さに加え、旧居と新居の玄関、廊下、階段、エレベーターの内寸を確認します。階段は踊り場で向きを変えられるかも大切です。新居ではドアが開く方向、周囲の放熱スペース、電源やアース端子の位置も確認してください。

確認する場所測る・調べること
本体突起を含む寸法、扉が開く向き、機種名
経路ドア枠、廊下、階段、曲がり角、エレベーター
新居設置場所の広さ、周囲のすき間、コンセント
業者階段作業や吊り上げの要否、設置作業の範囲

扉や手すりの取り外しが必要そうなときは、自己判断で外さず管理会社と業者に相談します。荷物の条件を伝える準備は見積もりの確認事項にもまとめています。

前日までに食品と製氷機を整理する

冷凍食品や傷みやすい食品は、引越し日から逆算して使い切る計画を立てます。残す場合は保冷剤や保冷容器を用意し、移動時間と保存条件を考えて管理してください。温度管理が難しい食品は無理に持ち運ばないようにします。

自動製氷機がある場合は説明書に従って製氷を止め、給水タンクの水や貯氷を取り出します。棚やケースは中身を空にし、外して運ぶか固定するかを業者に確認します。引越し当日の食事や冷たい飲み物を別に考えておくと、電源を切った後も慌てません。

水抜きと霜取りは機種の説明書に従う

霜が残ったまま移動すると、溶けた水が床や荷物を濡らすことがあります。メーカーの説明書の一例では、運搬前に食品や製氷用の水を取り出し、電源を抜いて霜を溶かすよう案内しています。この例では霜が溶けるまで約15時間かかる場合がありますが、時間や排水方法は機種により異なります。

水を受ける容器やタオルを準備し、説明書に排水口や水抜き方法の指定がある場合はその指示に従います。重い本体を無理に傾けたり、背面の部品を外したりしないでください。手順がわからない、ひとりで作業できない場合はメーカーや運搬業者に相談しましょう。

当日の運搬と新居での設置

ドアが開かないようにする方法、取り外した部品のまとめ方、床の保護は業者と確認します。横積みを避けるよう指定する製品もあるため、自家用車に無理に寝かせず、機種の説明書と運搬方法を確認してください。

新居では説明書に沿って水平に設置し、転倒防止の方法やアース接続を確認します。電源を入れる時期は製品・輸送方法の案内に従い、庫内が十分冷えてから食品を戻します。設置直後に異音や水漏れがある場合は、販売店またはメーカーに相談しましょう。

よくある質問

電源は必ず前日に切りますか

霜を溶かす時間が必要な機種がありますが、一律の時間ではありません。型番の説明書を先に確認し、作業に必要な時間から逆算してください。

冷蔵庫の中身を入れたまま運べますか

食品や製氷用の水は取り出します。棚やケースの扱いは機種と運搬業者に確認し、重さや水漏れの原因を残さないようにします。荷造りの進め方も参考に、食品の保冷用品を最後まで使える場所にまとめておきましょう。