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海外引越しで今知りたい実務的な準備と手続きまとめ

海外引越し

海外引越しは、ワクワクする一方で「何から手を付ければいいのか分からない」という不安も大きいですよね。本記事では、これから海外へ転居する方に向けて、日本出国前から現地到着後までの実務的な準備と手続きを、できるだけシンプルにまとめました。やるべきことを時系列で整理して、抜け漏れの不安を減らしていきましょう。

出発6〜3か月前:情報収集と全体スケジュール作り

まずは全体像をつかみ、自分のケースに必要な手続きを洗い出すことが大切です。

渡航国のルールと生活情報を調べる

  • ビザの種類と取得条件
  • 入国時に必要な書類(残高証明、予防接種証明など)
  • 医療制度・保険の仕組み
  • 住宅事情(家賃の相場、契約の流れ、保証金など)
  • 子どもがいる場合は学校制度や入学手続き

公式サイト(大使館、領事館、現地の入国管理局など)を中心に確認し、ネットの体験談は「参考程度」にしておくと安心です。

全体スケジュールとタスクをリスト化

海外引越しは関係者も多く、手続きの締め切りがばらばらです。まずは以下をざっくり時系列で並べてみましょう。

  • ビザ申請・パスポート更新
  • 引越し業者選び・見積もり
  • 退去連絡(賃貸・駐車場など)
  • 会社への退職・休職・赴任の連絡
  • 役所での手続き(転出届・マイナンバーなど)
  • ライフライン・サブスクの解約や住所変更

エクセルやタスク管理アプリで「締め切り」「誰に連絡するか」をセットで管理すると、作業がぐっと楽になります。

出発3〜1か月前:ビザ・役所・契約関係の手続き

この時期は、役所や会社、サービス各社との連絡が集中します。余裕をもったスケジュールが重要です。

ビザ・パスポートの確認と手続き

  • パスポートの有効期限が十分に残っているか確認
  • 必要書類(写真、在職証明、残高証明など)を早めに準備
  • ビザ申請の予約制かどうか確認し、余裕を持って申し込み

ビザ申請は、書類不備や混雑で時間がかかることがあります。出発日から逆算し、可能な限り早めに動くのがおすすめです。

住居・会社・学校などへの連絡

  • 賃貸住宅の退去連絡(契約書の「解約予告期間」を要確認)
  • 駐車場やトランクルームなど月極契約の解約
  • 勤務先への正式な辞令・退職日・赴任日の確認
  • 子どもの学校や保育園への転校・退園手続き

退去立ち会いや最終出勤日など、日程が固定される予定から先に決めていくと、その後の引越し作業も組み立てやすくなります。

役所で必要な主な手続き

出国前に、市区町村役場での手続きがいくつか発生します。具体的な必要書類はお住まいの自治体により異なるため、事前に公式サイトを確認しておきましょう。

  • 転出届(海外転出)
  • 国民健康保険・国民年金の扱いの確認・手続き
  • 児童手当など各種給付の停止手続き
  • 印鑑登録の廃止

マイナンバーカードは海外転出の扱いによって利用範囲が変わります。カードの有効性や今後の利用可否も、あわせて確認しておくと安心です。

海外引越し業者選びと荷物の仕分け

海外引越しでは、国内引越し以上に「何を持っていくか」「どう送るか」の判断が重要になります。

海外引越し業者を選ぶポイント

  • 対応エリア(渡航先への取り扱い実績があるか)
  • 見積もりの内訳が分かりやすいか
  • 保険(補償)の内容
  • 通関手続きのサポートの有無
  • 梱包・開梱サービスの範囲

複数社から見積もりを取り、サービス内容と合計費用を比較するのがおすすめです。金額だけでなく、問い合わせへの対応スピードや説明の丁寧さも判断材料になります。

持っていく物・処分する物・保管する物を分ける

荷物は次の3つに分類すると整理しやすくなります。

  • 現地に持っていく物(船便・航空便・手荷物)
  • 日本に置いておく物(実家・トランクルームなど)
  • 売却・譲渡・処分する物

大型家電や家具は、現地の電圧・コンセント形状・住宅の広さによっては持っていっても使いにくいことがあります。現地の生活スタイルを事前に調べ、「現地で買った方が合理的か」も検討してみてください。

金融・保険・ライフラインの整理

お金とライフラインの整理は、後からトラブルになりやすい部分です。時間をかけて丁寧に見直しましょう。

銀行口座・クレジットカードの確認

  • 日本の銀行口座はどれを残すか(海外からの利用可否も確認)
  • ネットバンキングの初期設定とパスワード管理
  • 海外利用できるクレジットカード・デビットカードの準備
  • クレジットカードの利用通知メール設定

現地通貨の準備や、海外ATM利用時の手数料も、余裕があれば事前に調べておくと安心です。

保険の見直し

  • 海外旅行保険・海外駐在員向け保険などの加入検討
  • 日本の生命保険・医療保険を継続するかどうか
  • クレジットカード付帯保険の補償内容の確認

長期滞在の場合、海外旅行保険ではカバーできないケースもあるため、滞在期間やビザの種類に合った保険商品を比較検討するとよいでしょう。

ライフライン・サブスク契約の整理

  • 電気・ガス・水道の解約または名義変更
  • インターネット回線・携帯電話契約の解約やプラン変更
  • 各種サブスク(動画配信、音楽、ジム、習い事など)の解約
  • クレジットカード払いになっている定期課金の洗い出し

解約の締め切り日や違約金、最終請求のタイミングも必ず確認しておきましょう。

出発直前:現地生活スタートに向けた最終確認

いよいよ出発直前です。ここでは、現地到着後に困らないための「手元に置いておく物」と「当日の動き」を整理します。

手荷物に入れておきたい重要書類

  • パスポート・ビザ関連書類
  • 航空券・旅程表
  • 現地住所・連絡先(勤務先・学校・不動産会社など)
  • 各種契約書・保険証券のコピー
  • 予防接種証明書や診断書(必要な場合)
  • 緊急連絡先リスト(家族・日本の銀行・カード会社など)

スマホやクラウドにもデータを保存しつつ、オフラインでも見られるよう紙のコピーも持っておくと安心です。

現地到着後すぐに行うこと

  • 空港から住居までの移動手段の確認(タクシー、送迎、公共交通機関など)
  • 現地SIMカードや通信環境の確保
  • 日常生活に必要な最低限の買い物(食料品、日用品)
  • 現地の役所やビザ関連の追加手続きがある場合は、期限を再確認

到着直後は時差ボケや疲れもあり、想像以上に動けません。「初日はここまでできれば十分」というレベルで計画しておくと、心に余裕が生まれます。

まとめ:海外引越しは「早めの情報収集」と「タスクの見える化」がカギ

海外引越しの準備は、ビザ・役所・金融・保険・引越し業者など、多くの要素が絡み合います。しかし、やること自体は一つひとつ切り分けていけば、必ず整理できます。

まずは渡航先のルールを確認し、全体スケジュールとタスクリストを作るところから始めてみてください。そのうえで、引越し業者選びや荷物の仕分け、金融・保険・ライフラインの整理を順番に進めていけば、不安は着実に小さくなっていきます。

「完璧」を目指しすぎず、必要な情報を早めに集めて、できるところから一つずつ片付けていきましょう。

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